歯周病は「サイレントキラー」 歯周病が怖いと言われる理由|大阪府八尾市の歯医者|谷口歯科クリニック

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歯周病は「サイレントキラー」 歯周病が怖いと言われる理由



「サイレントキラー(静かな殺し屋)」


突然、恐ろしげなタイトルから始まった今回のブログですが、皆様はこのサイレントキラーとは何だと思いますか?


答えは、「歯周病」です。


アメリカをはじめとする海外の先進国では、自覚症状に乏しく、重症化するまで気づきにくい病気である歯周病を「サイレントキラー」と呼び、恐れられています。


今回は、海外、そして、日本でもお困りの方が多い歯周病の怖さについてのお話です。


■歯周病とは?


◎歯を取り囲む歯周組織がダメージを受ける病気

歯周病とは、歯そのものではなく、歯を取り囲む歯周組織がダメージを受ける病気です。


≪歯を取り囲む歯周組織≫


・歯ぐき

・歯根膜(歯根と歯槽骨をつなぎ留めている歯の靭帯)

・歯槽骨(歯を支える顎の骨)


◎歯周病菌が出す毒素、および、噛み合わせの悪さによって歯周病がひき起こされると考えられています

歯周組織がダメージを受ける病気、歯周病。


歯周病は以下の2つの原因により、発症・進行すると考えられています。


・お口の中(主に、歯に付着している歯垢の中)にひそむ歯周病菌が出す毒素(プラーク性歯周疾患)

・噛み合わせの悪さによってかかる、歯周組織への過剰な負荷(非プラーク性歯周疾患)


◎歯周病(プラーク性歯周疾患)は感染症です

歯周病菌によって起きる歯周病(プラーク性歯周疾患)は感染症です。


生まれたばかりの赤ちゃんのお口には歯周病菌は存在しません。多くの場合、ご両親や祖父母からの口移し、キス、お友達同士での回し食べ・回し飲みが原因で歯周病菌に感染します。同様に、むし歯も人からうつる感染症です。


なお、前述したように、歯周病菌が原因ではない、噛み合わせの悪さによって発症する非プラーク性歯周疾患もあります。


■日本人の多くの方が歯周病により歯を失っています


◎日本人の約8割が歯周病にかかっていると推測されています

歯周病は日本の“国民病”の一つです。


日本人の約8割が、初期の歯肉炎を含む歯周病にかかっていると推測されています。


◎歯周病は歯を失う原因の第1位

歯周病は歯を失う原因の第1位です(※)。


(※)公益財団法人8020推進財団「第2回

永久歯の抜歯原因調査」(2018)より引用。


日本人で歯を喪失した方の約4割が、歯周病で歯を失くしていることが明らかになっています。なお、ご参考までに、歯を失う原因の第2位はむし歯、第3位は歯根破折です。


■歯周病の怖さ


◎歯周病は自覚症状に乏しく、病気の存在に気づきにくいです

歯周病の怖さは、自覚症状に乏しく、病気の存在に気づきにくい点です。


初期の歯肉炎から、中期の歯周炎、重度の重度歯周炎(歯槽膿漏)に至るまで、歯周病は痛みや違和感を感じにくく、放置してしまうケースが少なくありません。放置した結果、歯周病が進行して顎の骨が溶けてしまい、歯がグラグラになって抜け落ちる寸前にようやく歯周病に気づく場合も。


◎重度の歯周病を放置すると、心筋梗塞や誤嚥性肺炎など、命に関わる病気の引き金になる可能性も

歯周病による悪影響はお口の中だけに留まりません。


重度の歯周病を放置すると、顎の骨の中を通る血管の中に歯周病菌が入り込む場合があります。


血管の中に入り込んだ歯周病菌は血流に乗って全身をかけめぐり、心筋梗塞や誤嚥性肺炎など、命に関わる病気の引き金になる可能性があることが研究によって指摘されています(※1)(※2)。


(※1)東京大学大学院医学系研究科「日本人男性

労働者における歯周病と心筋梗塞の関連性に関

する5年間の追跡調査」(2014)より引用。


(※2)岡山大学大学院医歯学総合研究科「歯周病

原性細菌によって起こる誤嚥性肺炎の分子免疫

学的病態の研究」(2002-2003)より引用。


■歯周病の進行を抑えるためには「セルフケア」&「プロケア」が必要


◎毎日の歯みがき+歯間清掃による歯の清掃(セルフケア)が歯周病ケアの基本

自覚症状に乏しく、顎の骨が溶けて歯が抜け落ちることもある「歯周病」。


歯周病から歯・歯周組織を守るためには、まずは、患者様ご自身で行う毎日の歯みがき+歯間清掃が欠かせません。


歯みがき+歯間清掃による歯の清掃を行うことで、歯に付着した歯垢の中にひそむ歯周病菌の数を減らせます。


◎セルフケアに加え、歯科医院で受ける定期メンテナンス(プロケア)も必須

歯周病の進行を抑えるためには、患者様ご自身で行う毎日の歯みがき+歯間清掃が基本のケアになります。ただし、ご自身で行う毎日の歯みがき+歯間清掃のみでは、歯についた歯垢や歯石は落とし切れません。


毎日のセルフケアに加え、歯科医院で定期的に歯周病メンテナンス(検診+歯石取りを含む歯のクリーニング)を受けることで、歯周病の進行を効率的に抑えやすくなります。


定期的な検診は、歯周病の早期発見・早期治療につなげるために欠かせない要素です。早期発見・早期治療に加え、検診時に歯科衛生士が行う歯のクリーニングにより、ご自身では落とし切れない歯垢や歯石を除去でき、歯周病の進行を抑える効果を高められます。


【セルフケア+プロケアで歯周病の進行を抑えましょう】


自覚症状に乏しく、放置しがちな歯周病。歯が抜け落ちることも珍しくなく、怖い要素もありますが、お口のケアをしっかり行うことで、歯周病の重症化を防ぎやすくなります。


大切な歯・歯周組織を守るためにも、毎日のセルフケアを継続すると共に歯科医院で定期的に歯周病メンテナンス(プロケア)を受け、歯周病の進行を抑えましょう。


– 歯周病治療の経験が豊富な歯科医師による歯周病治療を行っています –


大阪府八尾市の谷口歯科クリニックでは、日本歯周病学会に在籍する、歯周病治療の経験が豊富な歯科医師による定期検診、および、歯周病治療を行っています。


[当院の歯周病治療の内容]


・歯のクリーニング

・スケーリング(歯石取り)

・SRP(スケーリング・ルートプレーニング(歯の根面の歯石取り))

・再生療法(リグロス、エムドゲイン)

・歯周外科処置(歯ぐきの切開による歯の根面の歯石取り&クリーニング、歯周組織の再生)


歯ぐきの腫れなど、歯周組織の違和感や異常がある方、定期的なメンテナンスで歯周病の進行を抑えたい方は当院までお気軽にご相談ください。


初診では歯科医師が患者様のお口の状態を診査し、適切なケア&治療方法をご提案させていただきます。


医療法人 善心会
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