歯根が割れることがあるのは、なぜ? 歯根破折の原因 “歯の根っこ”である歯根が大切な理由|大阪府八尾市の歯医者|谷口歯科クリニック

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歯根が割れることがあるのは、なぜ? 歯根破折の原因 “歯の根っこ”である歯根が大切な理由


歯の根っこ、歯根。


歯根、および、歯(歯ぐきから上の歯冠)を残すための根管治療については、以前、当院のブログにてご説明をさせていただきました。


大切な歯根ですが、何らかの原因により、歯根が割れたり折れてしまうことも。

今回は、歯根に起きることがあるトラブル「歯根破折」のお話です。


■歯根破折とは?


◎歯根が割れたり折れてしまった状態を指します

歯根破折(しこんはせつ)とは、歯の根っこである歯根が割れたり折れてしまった状態を指します。


◎歯根破折は歯を失う原因の第3位

歯根破折は歯を失う原因の第3位です。


日本人で歯を喪失したケースにおいて、約2割の方が歯根破折によって歯を失っています(※)。


(※)公益財団法人8020推進財団
第2回 永久歯の抜歯原因調査」(2018)
より引用。


■歯根が割れたり折れる原因は?


◎神経を抜いた歯、事故、歯ぎしり・食いしばりの癖などが歯根破折の主な原因

歯根破折は、主に以下のような原因によって起こります。


[歯根破折の主な原因]


  • むし歯治療などで神経を抜いた歯(歯冠・歯根)がもろくなり、歯根が割れやすく・折れやすくなっている

  • 事故などで歯に強い衝撃を受けた

  • 歯ぎしり・食いしばりの癖があり、歯に強い負荷がかかっている


◎中高年の方は神経を抜いた歯の歯根破折に注意が必要です

上記のような原因により、年齢を問わず、どなたにも歯根破折が起こる可能性があります。


どなたにも起こる可能性がありますが、特に、中高年の方は神経を抜いた歯の歯根破折に注意が必要です。


中高年の方は、


  • 過去(5~10年~数十年以上前の若い頃)に受けたむし歯治療などで神経を抜いた歯がもろくなっている


ケースが多いです。もろくなっている歯で5~10年~数十年以上の長い期間、食べ物を噛み続けることで歯(歯冠・歯根)にダメージが蓄積。歯に蓄積したダメージにより、中高年になって歯根破折が起きやすくなる傾向が見られます。


◎神経を抜いた歯がもろくなるのは「歯に栄養が供給されなくなる」ため

むし歯治療などで歯の神経(歯髄:しずい)を抜くときは、歯髄に含まれている歯の中の血管も一緒に取り除きます。歯の中の血管も取り除くため、神経を抜いた後(抜髄後)は歯に血液が供給されなくなるのです。


血液は、歯を丈夫に保つために欠かせない栄養です。


血液(歯の栄養)が供給されなくなった歯は、例えるなら、光と水が供給されない木のようなもの。光と水(木が生きていくために欠かせない栄養)が供給されない木は光合成ができず、枯れていきます。


■歯根の大切さ 歯根の役割


◎顎の骨に歯をつなぎ留める、歯全体を安定させるなど、歯根は大切な役割を担っています

歯、と聞くと、一般的には、歯ぐきから上の歯の部分である歯冠(しかん)をイメージしますよね。


もちろん、歯冠は食べ物を噛んだり、発音を助ける、歯の見た目を補うために欠かせません。


しかし、歯は、根っこである歯根も大切です。歯根があるからこそ、歯はしっかりと顎の骨に固定されています。顎の骨への歯の固定をはじめとして、歯根には以下のような役割も。


[歯根の役割]


  • 歯根膜(しこんまく)(※)を介して、顎の骨に歯を固定する(顎の骨に歯をつなぎ留める)

  • 顎の骨に歯を固定することで、歯全体を安定させる

  • 歯根膜を介して、噛んだときに歯にかかる衝撃をやわらげる

  • 歯根膜を介して、噛んだときの感覚を調節し、噛み合わせをサポートする


(※)歯根膜…歯根を覆う靭帯組織。


■根管治療を行う理由 歯根を残すメリット


◎自然な噛み心地の維持など、歯根を残すことには様々なメリットがあります

重度に進行したむし歯など、歯の神経がダメージを受けているときは、歯(歯冠の一部&歯根)を残すために根管治療を行う場合が多いです。


根管治療を行い、歯根を残すことには以下のようなメリットがあります。


[歯根を残すメリット]


  • 歯根を残すことで、歯根膜を介して、天然歯による自然な噛み心地を維持しやすくなる

  • 歯根を残すことで、歯根膜を介して、歯や顎の骨にかかる衝撃をやわらげられる

  • 歯根を残すことで、差し歯で歯を補える可能性がある

  • 歯根を残すことで、歯根に土台を入れ、磁石式の入れ歯(マグネットデンチャー)を安定させられることがある(マグネットデンチャーによる入れ歯治療を行う場合)(※)


(※)クリニックにより、対応している入れ歯の種類が異なります。


【専用器具・機器を備え、精度を高めた根管治療を行っています】


今回は、「歯根の大切さ」および「根管治療で歯根を残すことの重要性」について、お話をさせていただきました。


大阪府八尾市の谷口歯科クリニックでは、以下の専用器具・機器を備え、精度を高めた根管治療を行っています。


  • 歯科用CT

  • マイクロスコープ(※)

  • ラバーダム

  • NiTiファイル

  • トライオートZX2


(※)マイクロスコープを用いる根管治療は自費になります。


「歯が痛い」

「歯ぐきから膿が出ている」

「抜歯を薦められた」

「むし歯の再発をくり返している」

「歯ぐきに小さな穴がある」

「しっかりとむし歯を治療したい」


上記のようなお口のお困りごとがある方は、当院までご相談ください。


初診では、歯科医師が歯の状態を確認して検査を行います。検査後は、根管治療をはじめとして、患者様のお悩み・ご希望に合った治療計画・費用について、丁寧にわかりやすくご説明をさせていただきます。


医療法人 善心会
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