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■突然の詰め物トラブル、まず何をすべき?
「食事中に「ガリッ」と嫌な感触がした」
「口の中を確認すると詰め物が取れていた」
こんな場面に遭遇すれば、誰でも焦ってしまいます。夜間や休日で歯科医院が開いていないと、不安はいっそう募るでしょう。
この記事では、取れた直後の応急処置や正しい保管方法、受診までの過ごし方を整理しました。
この記事の要点まとめ
- 詰め物が取れたらぬるま湯でうがいをし、市販の接着剤での再装着は控えましょう。
- 取れた詰め物は小容器に保管して受診時に持参すると、再装着できる場合があります。
- 放置するとむし歯の進行や歯の破折につながる可能性があるため、早めの受診が望まれます。
■詰め物が取れた直後にやるべき応急処置とNG行動

詰め物が外れたとき、最初の対処によってはその後の治療内容が変わることがあります。まずは落ち着いて、以下の手順を確認してみてください。
◎自宅でできる応急処置3ステップ
1. ぬるま湯で口をやさしくゆすぎ、患部まわりの食べかすや汚れを取り除く
2. 取れた詰め物を水洗いして清潔にしておく
3. 露出した歯に舌や食べ物が触れないよう意識し、なるべく刺激を与えない
痛みがあるときは、市販の鎮痛薬を用法どおりに服用しても構いません。ただし一時的な対処に過ぎないため、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。
◎接着剤で戻す・放置は避けましょう──よくある誤った対処法
「市販の瞬間接着剤で元に戻す」という方が時折いらっしゃいますが、これは控えてください。接着剤の成分が歯や歯ぐきに影響を及ぼすおそれがあるうえ、ズレた位置で固まると噛み合わせの不調につながることも。
「痛みがないからしばらく様子を見よう」という判断にも注意が必要です。自覚症状がなくても歯の内部でむし歯が進行しているケースがあり、受診が遅れるほど処置の範囲が広がりやすくなります。
◎取れた詰め物の正しい保管方法と再利用の判断基準
取れた詰め物は、小さな容器にティッシュを敷いて保管するのがおすすめです。ラップに包むと変形の原因になるため控えましょう。受診時に持参すれば、状態次第でそのまま再装着できる場合もあります。
ただし、詰め物に欠けや変形、変色が見られるときは再利用がむずかしく、新たに作り直す判断となることが多いです。
当院ではマイクロスコープや口腔内スキャナーを活用し、詰め物の適合状態を精密に確認したうえで再利用の可否をお伝えしています。
■すぐ受診できないときの過ごし方と歯科医院選びのコツ
仕事や予定の都合で、どうしても翌日以降の受診になることもあるでしょう。その間の生活上の注意点と、スムーズに治療を受けるためのポイントをまとめました。
◎受診までの食事・歯磨きで気をつけるポイント
食事では、取れた側で硬いものを噛まないよう心がけてください。極端に冷たい飲み物や熱い食べ物も、露出した歯への刺激になりやすいので控えるのが無難です。
歯磨きはやわらかめのブラシで患部をそっと磨き、食べかすが詰まらないようにしましょう。強くこすると歯の表面を傷つけるおそれがあるため、丁寧にやさしく行うのがポイントです。
◎放置による3つのリスク──むし歯の進行・歯の破折・噛み合わせのズレ
詰め物が外れた歯は内部がむき出しの状態です。長期間そのままにしておくと、次のようなリスクが考えられます。
- むし歯の進行: 歯の内部に細菌が入り込みやすくなり、新たなむし歯が生じたり、以前治療した箇所が広がったりする可能性がある
- 歯の破折: 詰め物で補強されていた歯質がむき出しになり、噛んだ拍子に欠けたり割れたりしやすくなる
- 噛み合わせのズレ: 隣の歯や対合する歯が少しずつ動き、噛み合わせ全体のバランスが崩れることがある
こうしたトラブルを防ぐためにも、できるだけ早めの受診を心がけましょう。
◎予約時に伝えるべき情報と歯科医院を選ぶ判断基準
電話やWEBで予約する際は、「いつ取れたか」「痛みの有無」「取れた詰め物を保管しているか」の3点を伝えるとスムーズです。歯科医院側も事前に状況を把握でき、当日の対応が円滑になります。
医院選びでは、急患対応の可否や、詰め物の素材(保険・自費)の選択肢が充実しているかどうかを確認すると比較しやすいでしょう。
当院では、腫れや痛みが強い場合や詰め物が外れてお困りの場合に、状況に応じて応急処置を行っております。カウンセリングは個室で対応しておりますので、治療への不安やご希望も気兼ねなくお話しください。
■よくある質問
Q. 取れた詰め物を飲み込んでしまった場合はどうすればいいですか?
A. 小さな詰め物であれば、多くの場合は自然に体外へ排出されるとされています。ただし、喉に違和感があったり腹痛を感じたりする場合は、念のため医療機関へご相談ください。
Q. 詰め物が取れた歯で食事しても大丈夫ですか?
A. できるだけ取れた側では噛まないようにしましょう。硬い食べ物は歯が欠ける原因になることがあります。やわらかいものを反対側で噛むよう意識してみてください。
Q. 取れてからどのくらいで受診すべきですか?
A. 明確な期限はありませんが、早く受診するほど再装着や軽い処置で済む可能性が高まります。痛みがなくても、数日以内の受診が望ましいでしょう。
Q. 応急処置として市販の仮封材(仮のふた)を使ってもいいですか?
A. 薬局で手に入る歯科用の仮封材は、一時的な保護として活用できる場合があります。ただし、あくまで受診までのつなぎとお考えいただき、長期間そのまま使い続けるのは避けてください。
2006年 明海大学 歯学部付属明海大学病院臨床研究
2007年 明海大学 臨床研修終了
2007年 埼玉県の一般歯科勤務 埼玉県地域医療に尽力
2008年 槙原歯科浦和インプラントセンターにて勤務
院長・センター長に抜擢
2014年 ハーバード大学インプラントコース修了(アメリカボストン)
2015年 谷口歯科クリニック 開院
2017年 医療法人善心会 谷口歯科クリニックとして医療法人化
2017年 テンプル大学インプラント解剖学コース修了(アメリカ)
2018年 ベルン大学インプラントコース修了(スイス)
2023年 京橋オレンジ歯科クリニック 開院
日本臨床歯周病学会
日本補綴歯科学会
MID-g役員
日本歯周病学会
日本矯正歯科学会
デンツプライシロナ(アストラ)インプラント認定医
スタディーグループKZ会主催
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