「親知らずのむし歯が痛い…」

「親知らずって、何歳頃に抜いた方がイイの？」

親知らずのむし歯、または、親知らずをいつ抜くべきかでお悩みの方も多いかと思います。

親知らずは何歳頃に抜くのがイイのでしょうか？

今回は「親知らずの抜歯に適した年齢」、および、「抜くべき親知らず・抜かなくても問題が起きないこともある親知らず」のお話です。

■親知らずの抜歯に適した年齢は？

◎親知らずの抜歯におすすめの年齢はありません

お悩みの方も多い、親知らずの抜歯時期（抜歯をする年齢）。

結論から、お答えします。

親知らずの抜歯におすすめの年齢はありません。

◎親知らずは生えてくる年齢に差があります

親知らずは20歳前後に生えてくることが多いです。ただし、必ずしもすべての方が20歳前後に親知らずが生えてくるとは限りません。稀ですが、遅い方では30歳以降、40歳前後で親知らずが生えてくるケースも。

生えてくる年齢の差に加え、親知らずそのものが生えてこない方も見られます。

上記の理由により、親知らずは生えてくる年齢に差があるため、「何歳頃までに抜くべき」などの特定の抜歯奨励期間はないのです。

■親知らずは抜くべきなの？抜かなくてもOKな親知らずってあるの？

そもそも、親知らずは抜くべき？

または、抜かなくてもOKな親知らずはあるのでしょうか？

◎むし歯をくり返すなど、お口のトラブルを起こしている親知らずは早めに抜いておくことをおすすめします

親知らずは何歳頃までに抜くべき、などの特定の抜歯奨励期間はありません。抜歯奨励期間はありませんが、以下のようなお口のトラブルを起こしている親知らずはできるだけ早めに抜いておくことをおすすめします。

［早めに抜いておくことをおすすめする親知らずの例］

• むし歯をくり返している

  歯磨きしにくい、むし歯治療をしても再度、親知らずがむし歯になる、など

• 歯ぐきの上に歯の一部のみが生えている

  歯ぐきに埋まっており、不完全に生えている親知らず

  （清掃性が悪く、むし歯になることが多いため）

• 親知らずが斜め・真横に生えており、前の奥歯に当たっている・奥歯を押している

  奥歯を押すことによる噛み合わせの乱れや接触面のむし歯を起こしやすい親知らず

◎まっすぐ生えており、しっかり磨けている親知らずは抜かなくても大きな問題が起きにくい場合も

早めに抜いておくことをおすすめする親知らずがある一方、以下のような親知らずは抜かなくても大きな問題が起きにくい場合も。

［抜かなくても大きな問題が起きにくい場合もある親知らずの例］

• まっすぐ生えており、しっかり磨けている

  ほかの歯へ悪影響を与えておらず、清掃性が良い親知らず

【親知らずでお悩みの方、親知らずの抜歯をご希望の方はお気軽にご相談ください】

谷口歯科クリニックでは、通常の親知らずの抜歯から歯ぐきの切開が必要な難抜歯まで、様々なタイプの親知らずの抜歯を行っています。

親知らずでお悩みの方、親知らずの抜歯をご希望の方はお気軽にご相談ください。

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今回は、「親知らずの抜歯時期」「抜くべき親知らず・抜かなくても問題が起きにくい親知らず」のお話をさせていただきました。

次回は、妊娠さんに気をつけていただきたい「妊娠中に親知らずは抜歯できる？」について、ご説明します。